2015年07月09日

ブランディング活動F『リサーチデザインにおける推論』―ブランディング活動とブランディング企画書作成―

 今回は前回記述した社会科学における重要な要素としての『推論』について掘り進めて書いていきたいと思います。
 『推論』とは既知の事実を用いて未知の事実を推測することそのプロセス全体のことを呼びます。
 それでは既知の事実を用いて推論を行う為にはどのようなプロセスが必要なのでしょうか?
 推論を行うためには『理論付け』を行い『既知の事実を収集』して『体系化されたデータ収集方法によるデータ整理』によって既知の事実を理論や仮説をもつ観察可能な対象として用いてその仮説を『モデル化』することで『推論』がなされることになります。

【推論プロセス】
 @理論付け
 A既知の事実を収集
 B体系化されたデータ収集方法によるデータ整理
 Cモデリング
 D未知の事実の推測

 ここでいうモデル化とはある側面をモデリングして近似化することを呼びます。モデルには『描画によるモデル』『文章によるモデル』『物理的なモデル』『統計的なモデル』がありいずれも定性的、定量的なアプローチにより仮説から未知の事実に導くための研究の方法として用いられます。

 では『体系化されたデータ収集』とはどのような作業をよぶのでしょうか?
 それは『現実世界の現象』を素材として『集合』にわけ集合を『観察単位』『事例』に分類して更に『属性』『変数』などに分解する体系化されたデータ収集プロセスを呼びます。観察単位は『コミュニティ』であったり『国』『地方自治体』であることに対し、『属性』『変数』には大きさ、構成・特徴をデータとして集めます。このプロセスでは『新しい理論』を設計するための前提の推論であることを認識し『観察可能な対象』のデータ収集を体系化と単純化していきながらデータ量をできるだけ多く収集を行い包括的に対象を列挙しながらあらかじめ立てた理論の仮説検証を行いことが重要です。ここでの理論については事前に理論立てを行いデータ整理を行う必要がありますが、この時点では既存のデータを使用するための理論であるため完全な理論である必要はありません。
 ここでの注意事項としてはこの観察可能な対象を集めるプロセスにおいてはあらかじめ立てた理論内での観察対象と無関係な対象をわける必要があり、観察に無関係であればそのデータは無視して観察対象から外します。それは推論の時点では『既知の事実』から『未知の事実』を推測するモデリングが目的の一つであり、モデリングに不要と見られるレアなケースは無視したほうが研究が進行しやすいことが理由です。

 さて最後にモデリングの顕著な例であるソーシャルメディアについて書かせていただきます。ソーシャルメディアなどで表示されるフォローの人物お勧めやソーシャルメディアでのポジショニングや方向性などでこの体系化されたデータ収集と推論は使用されています。ソーシャルメディアは簡素化かれ体系化されたデータ収集によりコネクトのおすすめ人物が推論によりモデリングされその人物に重要な抽出がされ表示がなされています。したがって推論のレベルで考えるならばソーシャルメディアは現実の生活での関係性は勿論のこと、未知の事実を作り出すための仮想現実とも考える必要があり、成功するための『既知の事実』を作り上げて体系化して反復実行してソーシャルメディアを活用していくことで将来に向かって理想的な仕事関係や人間関係を作り上げるモデリングとしてみることも必要であるようです。

 さて次回も引き続きリサーチデザインの面からこのテーマを掘り進めていきたいと思います。それではまた次回。
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